NPO法人JATACは全国各地でボランティアトレーナー活動を行っております。トレーナー派遣,スポーツ障害及びコンディショニング等に関する質問は,本部事務局までご連絡下さい。
◆2007-2008(平成19年度)◆
東京マラソン2008
活動前の打合せ   20台のベッドを並べてケア 順番を待つ選手達
◆参加者一覧◆
小野寺恒己・加藤吏功・工藤四海・佐藤勇司・田中稔晃(以上、北海道)、山内春雄(岩手)、芹川武志(山形)、坂巻庸隆・初沢修(以上、茨城)、永井裕孝(栃木)、片貝浩二・須永俊男(以上、群馬)、池田晃一・泉清・今井裕之・香取晃・竹内貢・畑中仁堂・山本清次(以上、埼玉)、高橋良典・小野寺淳・菊地俊紀(以上、千葉)、菅俣弘道(神奈川)、荒井俊雅・伊澤政男・輿水正子・沢田茂・白寄和宏・渡邊潔(以上、東京)、高須英世(滋賀)、前田為康(大阪)、岡村大(和歌山)

ご協力ありがとうございました。報告書は現在作成中です。
活動終了後、会場で記念撮影(東京ビックサイトより)
平成19年度愛知県高等学校新人体育大会ハンドボール競技
 JATAC愛知で「平成19年度愛知県高等学校新人体育大会ハンドボール競技」のサポートを行ったのでその内容を報告します。
   ●期日:平成20年1月12日、13日、19日、20日(4日間)
   ●参加人数:のべ9会場、22名
   ●大会期間サポート利用者:男子競技 利用校/参加校:16校/26校 延べ利用者 66名79症例(試合時の負傷15名)
                  女子競技 利用校/参加校:11校/26校 延べ利用者 48名59症例(試合時の負傷13名)
                   総計 利用校/参加校:27校/52校   延べ利用者114名138症例(試合時の負傷28名)
 大会を通じた感想ですが、今、JATAC愛知が抱えている課題や問題を浮き彫りにしたような感じがあります。積極的に参加されるトレーナーの絶対数の不足は言うまでもありませんが、特に、競技結果と直結するようなサポートは、トレーナーレベルの問題もあるため、対応が出来るトレーナー確保が非常に問題で、トレーナースキルの均一化・向上は、競技色の強いサポートをしていく上では、最重要かと考えられます。また、数日に及ぶ競技期間内で、各参加トレーナー間の連携も不十分で、JATAC愛知を一つのアスレティックトレーナーチームとして機能させる必要があると思われました。そのためには、もう少し事務局を中心にした推進力を持つべきかとも思いました。
 発足後、約半年が経過したものの、まだまだ組織としては経験が浅いこともありますが、今回が競技トレーナー初体験という先生もみえ、参加した先生のみが感じられるトレーナーとしての役割ややりがいを経験でき、とても勉強になったという声も聞かれました。また、トレーナー不足の中、各先生の呼びかけにより、なんとかサポートを『成功』という結果で乗り切れたことに、非常に喜びを感じていることも確かです。 課題・問題は言いだせばきりがありませんが、今後はチームワークも含め、JATAC愛知内での学術講習会などを企画し、より組織力があり、対応力の高いアスレティックトレーナー団体として発展して行くことを望んでいます。
                       (文責 奥村卓巳:愛知支部) ※ニュースレポート42号より
将門マラソン・つくばマラソン
 私が在住する坂東市内で行われハーフを最長とする将門マラソン大会は、今回ねんりんピックマラソン部門が同時開催され、ゲストランナーとして千葉真子選手が参加された。例年参加人数は3,000人弱だが、ねんりんピック同時開催と言う事も有り今年は4,000人が参加した。ケアブースに訪れる方も、今年は若干年齢層が高かったようである。
 一方、万博が行われ、学園都市として知られるつくば市内で開催されるつくばマラソンは、10,000人強が参加する県内はもとより全国でも指折りのフルを最長とする大会である。茨城でサポートするマラソン大会は出走前後をケアするフルサポート体制で活動を行っている。今回のつくばマラソンでは諸事情からブースの移動をしていたにも拘らず、ボランティア参加の方々のご苦労もあり336名のケアを行った(前年303名)。毎年継続しているマラソン大会のケアも、茨城支部が主導となって今回で7回を数えるまでになった。
 ランナーにも活動が認知され始め、多数の激励の言葉と共にケアを受けに来る選手の数も増えつつある。大会本部との良好な関係作りも功を奏しているが、ひとえに参加頂く会員・非会員の皆様の協力の賜物である。今年も多数の参加を頂戴し感謝の意を隠しえない。
 ●将門マラソン(坂東市)・平成19年11月11日 参加人数:会員3名(茨城支部) 非会員2名
 ●つくばマラソン(つくば市)・平成19年11月25日 参加人数:会員9名(東京・千葉・埼玉・茨城支部) 非会員2名 学生4名
                                  (文責 坂巻庸隆:茨城支部) ※ニュースレポート第42号より
愛知県ハンドボール新人体育大会 名北支部予選
 11月11日(日)、試合は東海高校(男子競技)、愛知商業高校(女子競技)両体育館(共に名古屋市東区)で開催され、男子会場、女子会場とも、準々決勝から準決勝までの計16校参加、8試合の熱戦が繰り広げられました。高体連主催競技のメディカルサポートは高体連ハンドボール競技部、JATAC愛知共に初めての試みであるのにも関わらず、そのサポートに対し、まずまずの評価を頂けたようです。サポート内容と致しましては、全参加校、参加選手を対象に、競技中の負傷に対する処置・従来よりの外傷、障害に対するテーピングやコンディショニングなどのメディカルサポート中心に行い、主催者側の参加校へのサポート受け入れの事前連絡・サポート側の準備期間がほとんど無かったのにもかかわらず、男子競技においては4校10名(競技中の負傷2例)、女子競技においては6校11名(競技中の負傷5例)に対応致しました。今回の競技サポートに参加して頂いた、大野先生・瀧川先生・木村先生・加藤先生・金田先生・中根先生・奥村先生、また、エコー観察装置の貸し出しにご協力して下さった本多電子の伊村先生、大変お疲れ様でした。
 11月17日(土)、試合は前週の準々決勝までと同様、東海高校(男子競技)、愛知商業高校(女子競技)両体育館(共に名古屋市東区)で開催されました。順位決定戦から決勝までの計8校参加、男女4試合ずつの熱戦が繰り広げられ、男子は愛知高校、女子は名経大市邨高校が優勝致しました!さて、我々の競技サポートですが、前週の準々決勝までとは違い、各校1試合ずつのため(前週は各校2試合)、そこまでの利用率ではありませんでした。男子競技では4校6名(試合中の損傷2例)、女子競技では6校8名(試合中の損傷2例)と言ったような内容でした。しかしながら、競技関係者の方々からは、非常に高い評価を頂けたようです。 (文責:奥村卓巳)
第16回全国移植者スポーツ大会
●日  時 2007928()29()   
●会  場 ヴェルサンピア新潟
●参 加 者 中村博昭(新潟支部) 他
第10回つくし路100km徒歩の旅
100km徒歩の旅とは青少年育成事業の一環で「こどもたちに生きる力を」とのテーマで10年前につくし青年会議所がはじめた事業であり、夏休みに100kmを4泊5日で体育館などの施設に宿泊しながら炎天下の中、三度笠をかぶり地域の歴史や文化を再認識しつつ過酷な旅を行うというものである。全国のJATACの皆様のなかでは三度笠をかぶった子供たちが真っ黒に日焼けしながら歩いている様子をテレビや報道などを通じてご存知の方もいらっしゃるのでではないだろうか。
 10年前に福岡県の1カ所で始まったこの事業が今では、全国18カ所で行われ子供達の参加人数も1300人、スタッフの延べ人数も2000人を越える1大事業に発展した。参加する子供達の安全や健康管理を担う仕事のお手伝いをJATAC福岡でできることは、トレーナー冥利につきるとともに、責任の一翼を担う危険な仕事でもあることも認識し、支部長以下議論を重ね、トレーナーの地位拡大の為にスタッフ一丸となり援助してきた。今年も恒例となった第10回つくし路100km徒歩の旅(H19年8月8日-12日)が行われた。その救護活動と全国100km徒歩の旅推進協議会福岡会議の様子を紙上報告したいと思う。
 今年のつくし路100kmは子供の参加者153名、スタッフ93名の246名で行った。私たちJATACのスタッフは救護支援という形で4泊5日の道中の健康・安全管理及び事前のスタッフ研修や健康管理やストレッチ、マッサージなどを行った。当然我々の行うことのできる施術の範疇を超えないように各医療施設との連携をも密にした。10回目ともなると各医療機関もこの事業を認知して頂いており、アクシデントに対応する際の救急体制は万全とはいえないものの確率されているように思う。事前の研修では、救護セミナーと題して、他のスタッフに熱中症対策などの給水の取り方やファーストエイドの方法、アクシデントが起こった際の伝達方法、また子供達健康状態などを事前に確認し、参加スタッフ全員の共有事項とした。子供たち153名の健康状態を把握することは大変な労力を要するが田中支部長、小川副支部長、吉塚は必ず参加し情報の把握に努めた。
 今年は異常気象の影響か温度、湿度ともに高く、新聞などで熱中症などの事故が連日報道され心配したが、神のいたずらか、道中は涼しい風が吹き大きな怪我もなく全員が100km完歩することができた。しかし、我々救護スタッフは連日配達される大きなブロック氷(直径20cm×50cm×15cmを6本)からアイスピックと格闘しながらアイシング用の氷を作ったのはいい思い出となった(笑)。また、毎年100km終了後行われる事業報告会で多くの父兄から感謝の言葉をいただき、過酷な事業で負担も大きくまた責任も大きいが「トレーナーとしていい仕事をしたな」と思える一瞬でもある。我々JATAC福岡は今後もできる限りこの事業のサポートを続けていきたいと思っている。
                         (文責 吉塚亮一:福岡支部) ※ニュースレポート第41号より
子供達に全行程100kmの完歩を経験させる企画で小学4年生から小学6年生までの児童を親もとから離れた集団生活の中におき、4泊5日で100kmを歩かせ「生きる力を育てる」という趣旨を目指した。
 今年は例年にない猛暑で熱中症・脱水症の危険性があったため、子供達の表情をしっかりと確認しながら自己給水及び強制給水を促した。救護車に乗っての救護活動、各休憩所に先回りしての場所の確保やアイシングの用意。特に子供は急激に体調を変化させる事もあり、「いつも絶対何かが起こる」と事前の心構えや先を読んだ行動を常にもっていた。また、過大な救護は子供にとって逆に甘えを与えるということも頭に入れ救護活動をし、出来るだけ子供達にもセルフケアをさせる様にした。
 初めて参加させて頂き鍼灸科しか出てない私にとっては、応急処置等のとっさの判断を勉強することが出来ました。トレーナーとして現場で動く上で大切な対処法・評価・段取りといった手際を学び貴重なアドバイスを頂きました。今後、いろんな現場に出て知識・技術を身につけて行き、何があっても動じないトレーナーになれるよう、勉強させて頂きたいと思います。ありがとうございました。 (文責 佐々木智和:福岡支部)
全日本大学軟式野球選手権大会

●日  時 平成19年8月6日(月)~8月10日(金)
●会  場 東京ドーム・明治神宮軟式野球場(決勝戦)・八王子市民球場 他8会場
●参加校  30校 (内、30回記念として特別出場枠8校)
●参加トレーナー 5名 蛭間栄介(全日本軟式野球連盟理事)・
              伊澤政男・輿水正子・渋谷権司・白寄和宏
(以上JATAC東京支部)
 連日の試合による選手(特にピッチャー)への身体的負担が増大され、試合回数の増加に伴い外傷や障害を訴える選手が増加した。私が担当した八王子市民球場は、晴天続きだったため熱中症が2名発生したが、蛭間先生の御指導を仰ぎ早急に救急処置が出来たため、意識障害や痙攣もおさまり救急車を要請する事もなく、内科医の診察を促す事で安全に対応できた。
 最終日、三位決定戦の試合直前の練習中に、選手1名がグラウンド内にて転倒し左足関節を負傷した(写真下)。早急にトレーナー室に搬送し確認したところ、左足関節外果部に腫脹と圧痛著明のためⅢ度の足関節捻挫もしくは外果部の剥離骨折の疑いと評価した。歩行時痛も顕著な為、選手に「重度の外傷のため、将来も踏まえ試合出場困難」と説明したが大学最後の試合で後悔したくないので何とかして欲しいとの強い意向があり、足関節外側にU字パットとホワイトテープにて固定し、試合後にトレーナー室に来て再度応急処置を受け、必ず専門医にてX線検査をする様指導した。選手は試合後トレーナー室に来室したので状態を確認し、アイシング、インドメタシンジェル塗布、冷湿布貼布、ソフトシーネと包帯にて下肢を固定し安静と専門医への受診の必要性を説明した。数日後、選手からメールが届き「整形外科にて足関節の靭帯断裂と診断され、再腱術の手術を受けた」との報告を受けた。
 全出場大学(30校)のうちチームトレーナーを置いている大学がわずか4校であり、最終日にはトレーナー室にて試合前に対戦する選手同士が入り混じりながらお互いに健闘を誓い合い処置を受けるという場面があった。
 大学軟式野球大会においては全国のJATAC会員が活躍されており、数人の選手から「通常のケアは自分達で整骨院やスポーツ整形などに通院し、指示を受けるように言われているが本大会はトレーナーの先生が適切な処置や様々なアドバイスを受けられるので安心してプレーに専念出来る」という言葉を耳にした。今後も他の競技種目においてもプレーヤーを主体としたケアを行う、全国で活躍されているJATAC会員の努力が繁栄される事を期待してやまない。(文責 白寄和宏:東京支部) ※ニュースレポート第41号より

八王子市民球場での試合の様子 ケアを受ける選手 伊澤会員(左)と白寄会員(右)
◆2006-2007(平成18年度)◆
東京マラソン2007活動報告

 平成19218()、都心を世界のトップと市民ランナーが一緒に走る国内最大級の東京マラソンが開催され、約30,000人が駆け抜けた。あいにく冷たい雨の中、95分東京都庁前を最初に車椅子のランナーがスタート。5分後、日比谷公園までの10kmコースに臓器移植者や障害者を含む4,800人、東京ビックサイトまでのフルマラソンに26,000人が一斉にスタートする。沿道には178万人がランナーに声援を送り、制限時間を7時間に設定したため96.4%が完走した。
 JATACでは菊地事務局長以下11名が830分日比谷公園に集合。メディカルセンターには医師、看護師など10名が待機する。我々にはすぐそばの仮設テントが用意されているが、テント内には備品が無く、事務局長と本部へ交渉に行くも担当者もわからない状態である。佐藤理事の機転で公園のアルミ製ベンチ6脚をテントへ運びベッドの代用とする。メディカルセンターから毛布、テーブル、椅子、テーピングなどを持ち込み、テントには「マッサージルーム」と書いた紙を貼り付け何とか準備完了する。
 皆で到着するランナーに「お疲れ様」と声を掛けているうち、10時半頃やっと2人組がびしょ濡れになって入ってきて、受付後早速マッサージを開始する。その後次々とランナーが入ってきて、会員が交代で自慢の手技を披露し、寒いテント内も温かい雰囲気に包まれる。ランナーは30分前にスタートラインに立たされ、寒くて手足の感覚が無くなり大変厳しかったが、声援に励まされ完走できたと話していた。「楽になりました」「ありがとう」「助かります」の言葉が飛び交い、利用者28名は笑顔で帰っていった。12時に日比谷公園を後に、途中ラーメンを掻き込んで1時過ぎに東京ビックサイトへ到着。広い室内で一生懸命マッサージしている会員と合流する。
 今回、施術しながらランナーとの会話を楽しみ、10kmの人とフルマラソンの人、初参加の人と常連の人、年齢や男女差などで筋疲労度の違いなど貴重な体験をさせて頂いた。またランナーは、給水など高校生を含めたボランティア12,000名の支援、沿道の人の励ましに感謝し、女性ランナーは花束をもらって感動していた。救護体制も確立していて、ドクターランナー100名、AED38台が1kmごとに用意され、ゴール付近で50代の男性2人が倒れたが、AEDにより救命されたとのことである。
 東京都と日本陸連が主催した都市型マラソンは、ランナーとボランティア市民が一体となったイベントであり、「新しい東京の伝統にしていきたい」とのことである。今回JATAC各地からの応援でトレーナー活動が成功できたのは幸いであったが、東京の会員が5名しか参加していなかったのは寂しかった。来年は東京支部の会員がより多く参加して頂けるよう呼びかけたいと思っている。会員の皆様、一日ご苦労様でした。 (文責 伊澤政男:東京支部) ※ニュースレポート第38号より

大会当日はあいにくの雨   日比谷公園での活動はテントの中 10kmフィニッシュには28名訪れました
こちらは東京ビックサイト 選手控え室の一角で308名をケア 長野からの助っ人軍団(助かりました)
第23回西日本大学軟式野球選手権大会
日時:平成18年11月25日(土)-29日(水) 会場:愛媛県松山市 坊ちゃんスタジアム・マドンナスタジアム
参加会員:佐々木泰介(新潟)、井原正晴(愛知)、五反田重夫・中村哲郎・岩本芳照(兵庫)
活動内容:
1128日~29日に岩本が行なった活動は以下の通りでした。28日~試合前のテーピング・ストレッチング・コンディショニング等処置4名、試合後の施術・疲労回復処置等6名、オフ日のコンディショニング処置等7名、以上の合計17名。29日~試合前のテーピング・ストレッチング・コンディショニング等処置6名、試合中の負傷による処置2名、試合と試合の間の処置4名、試合後の処置7名、記録漏れで不明1名、計20名。大会中の雨天中止があったため、最終日の午前中に準決勝、午後から決勝が強行され、しかも白熱した延長試合が2試合続き、疲労困憊する選手達のコンディショニングが重要な大会でした。外傷としては、大腿部の肉離れ、スライディングで左肩を強打し亜脱臼(本人がその場で整復)、スパイクによる左膝の裂傷、突き指、等がありましたが、慢性的な腰痛、野球肩、野球肘を含み筋痛や疲労の回復が多く求められました。五反田会員等、前日までの活動における会員の処置が適切であり好評であったことでトレーナーズルームを訪れる選手が多かったと思われますが、違う会員が引き継いで同所で活動する場合は、その技術や技能に大きな差がないように標準化することが重要だと思われます。同時に、ノート等によって前日までの活動内容中の注意点などを翌日に申し送ることも不可欠です。来年の本大会は、関西地区での開催が予定されており本会会員も多いため、是非多くの会員の参加をお願いしたいと思います。
(文責:岩本芳照 兵庫支部) ※第12回全国活動報告会一般発表より
第15回全国移植者スポーツ大会

NPO日本移植者スポーツ協会のスポーツ大会(1991年より開催)の2006年度のイベントに、医療班として、他のドクターのか方々と共に参加して参りました。大会には日本および日本以外の外国の方々の参加もあり、総勢240名あまりの方々によって、二日間にわたり盛大に行われました。その中では、移植者とは思われないほどの体力の方を多数見受けられ、改めて臓器移植というものが日常的に素晴しい成果をあげつつあるという現状を目の前にし、医療の一環を担う我々アスレチックトレーナーとして、現在のポジション、将来への展望を、その役割の重さ共に、真剣に考えていかなければという認識を痛切に考えるに至りました。直前でJATACからの依頼を受けたため、愛知県内の志を同じくするメンバーに親しく言葉もかけられず、この誌上を借り、深くお詫び申し上げます。
  ●開催日時 2006916()17()   ●会   場 あいち健康プラザ(愛知県東海市)
  ●参 加 者 約240名         ●医 療 班 井本良徳・堺澤正和(愛知支部)
  ●施術人数 14    (文責 井本良徳 愛知支部) ※ニュースレポート37号より

30回臼杵市さくらマラソン大会活動報告
 さくらマラソン大会第30回記念の大会ということで、来賓に元オリンピックマラソン日本代表選手、宗茂氏(臼杵市出身)を迎え、満開の桜の下、960名の参加者が気持ちの良い汗を流した。JATAC会員(塩井・大塚)大分県柔整会員2名、スポーツトレーナー4名、柔整学校学生4名の協力者のもと、スポーツマッサージのボランティアを行った。JATACとして参加して今回で6回目となる。マッサージルーム設置の看板広告を大きくしたことや、パンフレットにも支援団体として「ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会大分支部」と印刷されていたこともあり、競技前にテーピングに来る選手や競技後のクールダウンマッサージや、痛みを訴えて来る選手、また競技とは関係なく腰痛や肩こりなどを訴える人も来た。1回、2回目のボランティア参加の際にはマッサージルームは有料だと思っていた人もいたようで覗き見に来る人が多かったが、だんだんとボランティアでやっているということが知られ、大会開始前からと大会終了後までマッサージに来られる人が途切れる事は無く、来られた方にはとても喜んでもらえた。「ジャパン・アスレチック・トレーナーのコーナーは整骨院の先生達が指導やスポーツマッサージをしてくれる」ということも宣伝しながら活動していることもあり、参加者、選手にだいぶ認知されてきているように感じられた。(文責 塩井卓広 大分支部) ※ニュースレポート37号より
◆2005-2006(平成17年度)◆
第28回全日本大学軟式野球選手権大会報告

 813()から17()までの5日間、さいたま市を中心とした3会場において、「第28回全日本大学軟式野球選手権大会」が開催された。この大会は蛭間先生が本大会理事を務めている関係で毎年JATACがサポートしているとのこと。今年は埼玉県での開催ということで、関東地方の会員に連絡しトレーナー参加を要請した。ちょうど盆休みも重なって、茨城、群馬、神奈川の支部から各1名、埼玉支部から11名の総勢15名が集い、活動にあたった。トレーナー活動は1日・1会場あたり13人で行った。
 埼玉支部独自の調査では利用者は延べ91名、その内約2割が外傷で下肢などに限定されず多岐にわたり、外傷以外の障害部位ではやはり肩・腰が多い印象を受けた。処置はアイシング、テーピング、マッサージ等であった。今大会では本部作成のトリートメントシートに加え、支部オリジナルのトリートメントシートも作成し記入してもらった。トリートメントシートは個人情報の問題や記入時の煩雑さもあり若干難点はあるものの、我々が「評価」をする上で極めて重要であり、今後の活動での継続ができれば、大きな指標ができるのではないかと考えます。(文責 今井裕之 埼玉支部) ※ニュースレポート第33号より

第14回全国移植者スポーツ大会

平成17924日、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、全国移植者スポーツ大会が開催されました。小雨の降る中、海外を含め各地から大勢の移植者が参加し、JATACのトレーナー5名が活動を行いました。今回のトレーナー活動により移植者の方々から様々な話を伺うことが出来、たいへん有意義な一日を送ることができました。
 競技種目は陸上、水泳からボーリング、ダーツ等まで多種目に渡り、参加者の日頃の運動状況は練習を積み重ねて来たアスリートから今回久しぶりに体を動かしたという一般の方々まで幅広く、1人で複数の種目に参加する方もみられました。日頃体を動かしていない方にとっては会場間の移動やボーリングであっても負荷が強かったのか、下半身の疲労を訴えてトレーナー室を訪れる方が多く見うけられました。そういった方々の足部を軽く押圧すると著しい圧痛が広範囲にあり、従来から有った圧痛かもしれないが、想像以上の疲労または痛みであることが推測されました。スポーツ現場では傷害の緩和はもちろんのこと疲労の軽減も重要な課題であると感じました。館内で行われた徒競走で、ちびっ子達が元気に走る姿を見て感動しました。先天性の疾患だと思いますが、幼少時からの入院治療は本人や家族にとって、非常に不安な日々であったと思います。移植を経て今はこうして元気になり、ゴールに向かって走る姿はとても無邪気で、転倒する場面もありましたが、子供らしい自然な姿が何ともほほえましい光景でありました。また小生のとりとめのない質問にも参加者の方々は快く返答して下さり、疲労を防ぐ食後の休憩の仕方や内蔵に負担をかけない方法、ストレス・疲労と免疫力の関係を自身の体験談と自己流の養生法を聞かせて頂き、大変感謝しております。
 今回の活動から、スポーツはもちろんのこと一日中遊びを楽しむためには、下半身の持久的な体力は必要であり、健康づくりには立つことと足で動くことが基本であると感じました。(文責 渋谷権司 東京支部) ※ニュースレポート第34号より

第26回東日本大学軟式野球選手権大会

東日本大学軟式野球大会が、1112日~16日の5日間、神奈川県北部に位置する風光明媚な、西湘地区の四会場で行われた。私は、メイン・グランドの秦野総合運動公園野球場において、12日、13日、16日の合計8試合を担当した。
 今までに多くの会員が報告をしている通り、大会を運営するにあたり、安全で安心して競技に打ち込める環境は大会を成功させる。その大会の医療面を支えることは、とても大きな役割を担っている。しかし今回私は、今までに経験をしたことがない苦痛な体験をした。参加トレーナーの人員不足で、一人で全試合を担当しなければならなかったのである。加えて13日は、前日の雨で延期となった試合があり、午前8:30~午後6:00と一日に4試合を担当した。このことは、私の今までのトレーナー活動の中で、最も苛酷な体験であった。それは、緊急事態に備え常に試合の進行を見守り続けなければならないためである。一試合1回~9回まで延べ36回、ケガの処置より試合を見守る緊張がとても苛酷なものであった。私は今までの経験から、トレーナーとして緊急時にグランドへ駆つけ的確な処置を施すためには試合の流れを見続ける事が最大の処置につながる事を知っている。其れゆえ試合を見守るのである。しかし、長時間にわたる緊張は、肉体的、精神的に極めて苦痛なものとなった。このことは、反省しなければいけないことである。私は、競技者に対して万全な状態を取ることが出来なかった。試合を見守ることが苦痛と感じたことは、トレーナーとしてまだまだ修行する必要があること、自分自信が未熟なことを感じた。今後共積極的に活動を行い、未熟な点を勉強したいと思っております。
 大会は、大きなケガもなく無事終了したことをご報告致します。
(文責 渡辺英一 神奈川支部) ※ニュースレポート第34号より

ワールドグランドチャンピオンズカップ2005長野大会

 バレーボールのワールドグランドチャンピオンズカップ男子の長野大会が、日本を含めた世界8カ国(各大陸上位国)が参加して、長野市のホワイトリングにて2005年11月22日、23日の2日間行われた。この大会の医療救護の一員としてJATAC(NAGANO)に協力依頼があり活動した。
 医療班は2日間でドクターが6名、健康運動指導士1名、看護士5名、そしてJATACから1名であった。活動内容は、コートサイドに用意された救護席待機とメディカルルームでの医療活動であった。コートサイドでの選手に対するトリートメントは今回も全く無かったが、AEDも用意して対応した。メディカルルームではギャラリーの急病者が2日間で12名ほどであった。
 長野では、長野オリンピック後、オリンピック施設の後利用として国際大会が多く開催されている。バレーボールに於いても隔年毎に開催され、その都度スポーツドクター協議会より当JATACに協力要請がある。今回の大会では実施されなかったが、2003年の大会ではドーピングテストも実施された。競技終了と同時に指定された選手を確保し、ドーピングコントロールルームに引率し採尿を行う、この一連の流れのお手伝いも行った。スポーツドクター協議会から信頼を寄せられ良好な関係が構築されており、ドクターの心の広さに心から感謝しております。今後も一層精進し、ドクターとより深い信頼関係が構築されるよう努力していくことを約束し報告とします。(文責 原和正 長野支部) ※ニュースレポート第34号より

第22回西日本大学軟式野球選手権大会

明治23年、愛媛県松山市出身の正岡子規は、自分のペンネームとして幼名「升(のぼる)」にちなんで、「野球」と表記し、「のぼーる」と読ませていたそうです。そして、愛媛県松山市を舞台とした夏目漱石の作品『坊ちゃん』の名称が使用されている「坊ちゃんスタジアム」において、平成171126日から30日まで題目の大会が開催され、私は3位決定戦・決勝が行われた最終日にトレーナーとして活動しました。いにしえからの野球の歴史と伝統を見る愛媛県松山市は、プロ野球の選手も数多く輩出され、日本中で最も野球が大好きで盛んな地域のひとつだと思われます。
 この日に行われた3位決定戦・決勝の2試合は、どちらも延長戦になる大熱戦となりました。特に決勝となった大阪体育大学対同志社大学は、なんと延長19回の歴史に残る大熱戦となり、30で大阪体育大学の優勝となりました。実のところ、トレーナー活動を行っているわけですが、帰路の飛行機の最終便に間に合わなくなり、試合途中で退席させて頂くといったハプニングで活動を終えることとなりました。
 スポット大会のトレーナー活動のため、どの大会でも同じように選手とのコミュニケーションをとることに苦労しました。決勝戦まで勝ち上がるにはかなりの疲労もあり、どちらのチームにも疲労除去を目的とした選手がトレーナールームに顔を出してくれます。前日からの施療記録を元に、選手からの状況をよく聞きながらトリートメントとなりますが、お互いの初対面同士の緊張感をとるところから始めなければなりません。しかしこのように現場に出向くことから、多くのことを学べることを、再認識することができました。このように地道な活動ですが、JATACの存在感や柔整師の必要性を、関係者の方々に知って頂ける機会だと思います。来年もぜひ参加し、次は道後温泉にも足を伸ばしてみたいと思いました。(文責 岸田昌章 和歌山支部) ※ニュースレポート第34号より

◆2004-2005(平成16年度)◆
福井支部
 1月9日から寒波が入り、夕方からは今年初めての大雪にみまわれた中、第24回北信越ミニバスケットボール大会が福井県で行われ、その救護活動に参加しました。
  参加人数 北信越5県より男女24チーム 約360人
  活動場所 福井県運動公園体育館(3名)、福井市営体育館(3名)
  活動時間 8:00~終了まで
  活動内容 救護、テーピング、ストレッチ、スポーツ外傷・障害予防の相談等
 終了後意見交換を行い、今後の福井支部の活動について、3時間にわたり熱く語り合うことが出来ました。現在は各自が個々の活動をしているため定期的な活動は難しいが、各会員から要請があった時や年に1,2回は集まってボランティア活動を行い、その後色々情報交換や意見交換を行いたいということで終わりました。今回を第一歩とし、近県から要請があった時も声を掛け合い、協力が出来る体制を作っていければと思います。(文責:齊藤和利)
◆2003-2004(平成15年度)◆
第26回全日本大学軟式野球選手権大会

 昨年の千葉支部の活動に続いて本年も本部に標記についての活動依頼があり、8月18日(月)~22日(金)広島での大会に参加協力しました。ただ、当地区にはJATAC会員が少ないことから、九州や近畿地区、東海地区などから9名による参加となりました。開催会場は、広島県総合グランド、呉二河球場、御建公園球場の3球場に分かれて行なわれ、最終日は広島県総合グランドで3位決定戦と決勝戦がありました。本大会を主催する全日本学生軟式野球連盟の理事を務めておられる蛭間特別会員と、JATAC本部の菊池事務局長によって全て事前の活動準備が行なわれ、他の会員は当日に現地へ直行するのみで活動が実施されました。選手が試合開始1時間前にはグランドで練習開始するため、その30分前に球場入りし準備を完了して待機しました。活動場所はバックネット裏の大会本部近くにある球場医務室(救護室)がトレーナーズルームとなりました。大会本部からは氷とキネシオテープ数個が準備され、後は各自が自前で準備しております。私は車で参加したのでトレーナーズバッグ2つと携帯ベッド1台を持ち込みました。体育施設等の救護室にはベッドが必ず用意されていますが、テーピングやマッサージなどコンディショニングを行なうには使い難く、出来れば携帯ベッドは準備したほうが良いと思います。8月20日、広島県総合グランドにおいてトレーナーズルームに訪れた選手は8名、活動内容は次の通りでした。
①(左肩関節脱臼)前日ホームベースのクロスプレーで脱臼、歩き出したとき自然整復、試合出場するも翌日痛みが増悪して来室。湿布、テーピング固定、三角巾提肘。
②(左下腿部挫傷)以前の肉離れ、肩の張り、明日に備えケアー希望。
③(左大腿部挫傷)1カ月前負傷のピッチャー、明日の投球に備えてケアー希望。
④(右野球肩)キャッチャー、以前から送球に痛みがあり来室。
⑤(右肩、上肢)疲労性の張りを訴え、ケアーを希望。
⑥(腰部捻挫、右肩)中学時代からの腰痛が再発、右肩は筋性の張り。
⑦(筋疲労)試合後のピッチャー、明日に備えて全身的にケアー希望。
⑧(右野球肩)試合後のキャッチャー、明日に備えてケアー希望。
新鮮外傷の発祥が少なくても、マッサージ・ストレッチング等によるコンディショニングを希望する選手が多く来室するのは「トレーナー」を標榜して活動することによるものと思われます。  (兵庫支部:岩本芳照)

大会本部役員
写真中央が蛭間先生
  稲垣薫会員(三重支部)
呉仁川球場にて
岩本芳照会員(兵庫支部)
広島県総合グランドにて
平成14年度大会開会式
(千葉県営球場)
昨年度活動風景
入澤正会員(千葉支部)
昨年度活動風景
今井裕之会員(埼玉支部)